メンタルが弱いと大学受験の際に、精神的に大きな負担がかかることがあります。
大学受験では、メンタルケアも合格のために重要な役割を果たしますので、どのようにケアしていけばよいのか知っておく必要があるでしょう。
勉強だけでなく、自分の心と身体の声も聞きながら合格のためにコンディションを整えましょう。
大学受験の時期は、心身ともに負担がかかりやすくなります。
志望校に合格したい!と思うあまり、寝る時間を削って勉強に打ち込んだり、周囲と比較して落ち込んだり、プレッシャーに押しつぶされそうになったりと個人差はあっても、誰もが体験することです。
大学受験でメンタルが崩壊してしまうと、受験に失敗してしまう可能性もあります。
そのため、メンタルケアはとても重要です。
この記事では、大学受験におけるメンタルの保ち方をまとめています。
受験でメンタルが持たなくなる4つの理由
大学受験でメンタルが持たなくなる理由は、大きく4つあります。
- 思うように成績があがらない
- 勉強の方法が分からない
- 他の人と比較してしまう
- 親からのプレッシャー
ということが理由として多くあげられています。
では、具体的にどのような状態になってしまうのかみておきましょう。
思うように成績・偏差値が上がらない
頑張って勉強しているのに成績や偏差値があがらないということが起こると、努力が報われないことで不安になってしまいます。
これは、一生懸命やっている人ほど強く感じやすいものです。
しかし、勉強の成果はすぐに出るものばかりとは言えません。
結果が出るまでは少し時間がかかることも多いです。
焦らず、コツコツコツ努力を続けている自分をほめてあげましょう。
勉強の方法がわからなくなる
思うように成績があがらない、偏差値があがらないという時に、勉強の仕方が間違っているかもしれないと不安になることもあります。
もちろんやり方が間違っているということもあります。
勉強の方法がわからなくなると、やっていても手ごたえがないということが多く起きてしまい、疲れてしまうでしょう。
間違った勉強方法とは、インプットとアウトプットを行っていないというやり方です。
暗記だけすれば良いと暗記することばかり行っていては、アウトプットできないので偏差値や成績もあがりにくいでしょう。
基礎固めを行ったうえで、応用問題に挑戦し、インプットだけでなくアウトプットも行いましょう。
他の人と比較、親や友人などの人間関係で悩んでしまう
大学受験で多いのが、人と比較してしまうということです。
友達と比較して不安になり、イライラしてしまったり、気持ちが焦ってしまうという人は多いです。
成績の良い友達、順調に進んでいる友達を見れば焦ってしまうのは当然でしょう。
しかし、比較ばかりしていても、前に進むことはできません。
人と比較してしまうことをゼロにすることはできないかもしれませんが、自分に集中することが、大学受験成功のためには必要です。
親からのプレッシャー
親からのプレッシャーがあるという人もいるでしょう。
親が不安そうにしていたり、口をはさんでくると、プレッシャーを感じるでしょう。
親からの心配の声に意識を向けすぎてしまうと自分に集中できなくなってしまいます。
心配してくれていることは感謝しながら、信じて応援してほしいと伝えておきましょう。
メンタル強い状態の保ち方6選
大学受験でメンタルを強い状態に保っていくためにはどのようなことをすれば良いのでしょうか。
強いメンタルを保っていくためにできることをまとめておきます。
不安がなくなるくらい勉強する
不安になってしまうのは、勉強時間が十分確保できていないからかもしれません。
まずは、不安にならないようにやり残すことがないように、勉強の時間を確保しましょう。
しっかり勉強したという気持ちがあれば、メンタルも落ち着いていきます。
勉強時間が足りていないという場合、いつまでもまだ足りないと思って不安を感じてしまいます。
不安になるのは、時間に暇があるからとも言われているので、不安になる時間がないくらい勉強時間を作りましょう。
合格までの学習計画をしっかり立てる
やみくもに勉強しても、受験に合格できるとは限りません。
しっかり勉強時間を確保することは大事ですが、内容が伴っていなければ意味のない勉強時間になってしまいます。
まずは、学習内容や学習期間をしっかりと計画しましょう。
順序良く進めていくことができるように、具体的な計画を立ててください。
毎日のスケジュールとして学習する範囲を決めておきましょう。
予備校や塾に通う
難関校の受験をするという場合、予備校や塾のサポートがあったほうが安心です。
もちろん金銭的な面で難しいという場合もあるでしょう。
しかし、これらのサポートを受けることで、合格は一歩近づきます。
また、一緒に頑張れる仲間も作ることができるので、励みになるでしょう。
使う参考書の数をできるだけ減らす
受験では、参考書や問題集をたくさん購入するケースが多いです。
しかし、参考書の数はできるだけ減らすほうが良いでしょう。
参考書に書いている内容は、書き方を変えているだけで同じものです。
そのため、読みやすいと思う参考書を持っていれば受験に十分対応できます。
参考書を1冊しっかりと使い込んだほうが、勉強をしっかりとできているという実感もわきやすいです。
自分が取り組んだ成果を確認できるので、少ない数がおすすめです。
休息・睡眠時間をしっかり確保する
大学受験では、勉強時間を確保することは重要ですが、それと同じくらい休息や睡眠も大事です。
休息や睡眠がとれていない場合、集中力が低下してしまったり、勉強している途中で眠くなってしまうなどが起こる可能性があるでしょう。
また、自律神経のバランスも乱れやすくなってしまうので、イライラしたり、不安感が増すということが起こる可能性もあります。
メンタルを強く保つためにも、休む時間、睡眠時間をしっかりと確保したうえで、学習計画を立ててください。
他の人と比較することを辞める
メンタルが壊れてしまう原因として、他の人と比較してしまうということは大きな要因となってしまいます。
比較しないということは難しいかもしれませんが、できるだけ自分に集中するということを意識してみてください。
大学受験当日にメンタルを崩壊させない方法
大学受験では、受験当日のメンタルが合格の鍵を握ると言えるでしょう。
いくら前日までメンタルが整っていたとしても、当日になって不安や焦りが出たり、落ち着きがなくなってしまっては、試験に集中できません。
では、当日にメンタルを崩壊させないためには、どのようにすれば良いのでしょうか。
落ち着くための方法をまとめておきます。
試験前の行動
試験開始前にできることは限られています。
ギリギリまで参考書や問題集を開いている人もいますが、ここではできるだけリラックスするのがおすすめです。
深く深呼吸して「もうできることはやった」と心の中で思ってください。
また、1点を見つめて深呼吸に集中する瞑想もおすすめです。
瞑想することで、雑念が消えていき集中力が高まります。
試験中の行動
試験当日は、緊張してしまうのは当たり前です。
これは、誰もがそうなので、まずは自分だけじゃないと思って、平常心を保てるようにしましょう。
怪しまれない程度に遠くを眺めてみたり、分からない部分が出てきたら、焦らずに他の問題から解くなどしていくのが良いです。
焦ってきたら、深呼吸して一度落ち着いてください。
メンタル弱いから脱却して志望校合格!
大学受験で志望校合格を勝ち取るためには、メンタルの強さも重要となってきます。
他人と比較したり、プレッシャーに押しつぶされてメンタルが崩壊してしまうということがないように、日頃から自分の心や身体の声もきちんと聞いてあげましょう。